はま耳鼻咽喉科クリニック

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めまい

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アレルギー性鼻炎レーザー治療

アレルギー性鼻炎

治療を行うには、3つのポイントについて事前に検査や相談をします。
そして、適応と判断された場合。症状が弱い時期(シーズンオフ)に手術を行うことが原則となります。症状がピークの時に行うと効果が出にくいです。

  • アレルギー性鼻炎と検査で診断されていること。
  • 他の鼻の病気が原因でないこと(副鼻腔炎や鼻中隔弯曲症など)。
  • 内服や点鼻治療だけでは症状の改善が難しいこと。

治療

治療後は1~2週間程度は、焼いた部分の腫れやカスが出るため、通院での鼻の処置が必要になります。

鼻の中の状態が落ち着くと、鼻づまりだけでなく、くしゃみや鼻水の低減にも効果が期待できます。

  • 両鼻の中を局所麻酔液にてよく麻酔をします(20分程度)。
  • 両方の鼻の下鼻甲介をレーザーで焼き縮めます。片側5分程度です。
  • 出血が無いかなどを確認し、帰宅していただきます。

舌下免疫療法

スギ花粉症の方やダニアレルギーの方に対する、体質改善の治療法です。舌下免疫療法はスギやダニの成分を服用することによって、スギやダニに対して体を慣れさせるという、体質改善を目指すものです。かつては、スギやダニの成分を皮下に注射して治療の継続には労力と根気が必要でした。免疫療法が”皮下注射”から”舌下”に代わり、免疫療法へのハードルが下がり、より身近なものになっています。
花粉症の症状が強く、毎年内服や点鼻薬をしても症状がつらいという方にお勧めです。7、8割の方は症状が楽になったと実感されます。しかし、花粉症の時期に完全に何の治療もしなくてよくなるというのは1割程度です。
つまり、治療をした多くの場合、毎年と同様か少ない花粉症の内服などでいつもよりも軽症で過ごせるということになります。また、この治療のデメリットは少なくとも3年間は月に1回の通院が継続的に必要という点です。そこまで継続した場合には中止しても数年間は効果が持続することが証明されていますが、2年以内で中止してしまうと翌年治療効果が無くなってしまう可能性が高いとされています。

治療対象

2014年よりスギ花粉舌下液(シダトレン)、2015年よりダニ舌下錠(ミティキュア)が発売されました。当初、この治療薬は12歳以上の方が適応でしたが、2018年2月よりダニ舌下錠が5歳以上に適応拡大され、そして、2018年6月より、新しい治療薬、スギ舌下錠(シダキュア)が発売され、これは5歳以上の方が適応となりました。

治療対象は以下の方です。

  • 舌の下に錠剤を1分間保持可能で、嚥下後5分間飲食不可が守れる方。
  • 内服後2時間激しい運動と入浴は不可が守れる方。
  • 毎日薬を飲むことができる方。
  • 決められた期日ごとに通院が可能である方。

※小学校低学年は、診察時相談の上で医師が可能と判断した場合のみとさせていただきます。

治療できない方

  • 重症の気管支喘息をお持ちの方。
  • 妊娠中の方。
  • 膠原病などで全身的にステロイドを使用中の方。

治療に注意が必要な方

  • 悪性腫瘍や免疫系の病気があり治療中の方。
  • 心臓や肺に重症な病気がある、重症の高血圧症のある方。
  • 非選択的β遮断薬、三環系抗うつ薬、MAO阻害薬を内服中の方。

治療について

治療の開始はスギ花粉の飛んでいない時期が原則となります。

1.まず、受診をして鼻の中の状態をチェック、アレルギーの問診をします。検査によって、スギ及びダニなど他のアレルギーの有無を調べます。 治療を受けられない条件などに該当が無いかチェックします。

少なくとも3年以上継続していくことが可能か意思確認します。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠は一般的に体や脳を休息させるために重要ですが、夜間寝ている間に、空気の通り道がアレルギー性鼻炎や扁桃腺が大きい、舌がのどに落ち込むなどで狭まってしまいいびきがひどく、充分に睡眠が取れない。睡眠中に呼吸が止まってしまう(無呼吸)などの症状を引き起こします。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時の無呼吸は短期的には、日中の眠気、頭重感。集中力の低下。交通事故。仕事上のミスの連発などが問題となります。長期的には高血圧、糖尿病、心不全、脳梗塞などの全身的な致死的な疾患のリスクが上がることが証明されています。その為にしっかりとした診断を受けて、必要であれば治療を行います。

無呼吸の程度が強いと、昼間の眠気が特徴的な症状となります。

  • 座って何かを読んでいる時眠ってしまう。
  • 座ってテレビを見ている時眠ってしまう。
  • 会議、映画館、劇場などで静かに座っている時眠ってしまう。
  • 乗客として1時間続けて自動車に乗っている時眠ってしまう
  • 状況が許して、午後横になって休憩している時眠ってしまう
  • 座って人と話をしている時に眠ってしまう
  • 昼食をとった後(飲酒なし)、静かに座っている時に眠ってしまう
  • 交通渋滞で車を運転中に2,3分停車した時眠ってしまう

以上のうち5項目より多くしばしば認められる場合には、昼間の強い眠気と判断され、夜間にいびきや無呼吸が指摘されている場合にはご自宅での簡易型検査装置による検査が必要です。

簡易検査装置で高度の異常値(AHI40以上)が認められた場合、または精密検査(PSG検査)にて異常値(AHI20以上)を認められた場合に治療が必要となります。治療は、減量、CPAP療法、口腔内装置(マウスピース)、手術治療となります。それぞれ、良い適応がありますので、顔面のレントゲンやその他の検査と合わせて判断いたします。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群

当院では、簡易型検査装置による検査、及び多くは入院での検査が必要となる精密検査であるPSG検査も可能です。 CPAP治療が可能となっております。CPAP治療は通常機材をレンタルして自宅で使用し、月一回の通院時に使用状況のチェックと保険適用されたレンタル費用をお支払いただきます。(ご自身で機材を購入する場合はこの限りではありません。)

CPAP装置

めまい

めまいとは自分の姿勢や動きをしっかりと認識できなくなった状態(平衡失調・空間識失調)です。めまい症状があった時に実際にそういった眩暈なのか、耳のその他の病気に伴うものなのか、脳梗塞や全身的な体調不良・筋力の低下などに伴うものなのかどうかという判断は受診していただいてから行うため、症状があった場合にはご遠慮なく受診ください。
めまいは厳密には目が勝手にある一定方向に動いている(眼振)を伴いますので、眼振がないか赤外線カメラで実際に目の動きを観察します。さらに、脳梗塞などの兆候がないか、目を閉じて立ってもらったり、歩いていただいたりします。頻繁に聴力低下を伴うことがあるため、必要であれば聴力検査も行います。
まずは、どういった種類のめまいなのかを見極めることが大切です。
最近では、めまい治療も変化を遂げて来ており、めまい止めなどの西洋薬の内服を漫然と続けるだけでなく、漢方薬の内服を併用したり、三半規管や前庭機能を鍛えるリハビリ運動も開発されて来ています。

メニエール病

メニエール病は、ぐるぐると周囲が回るように感じる「めまい」と、耳鳴り、難聴、耳の閉塞感や吐き気などの症状を、発作的に繰り返す病気です。発作は30分から数時間に及ぶ場合もあります。耳鳴りや難聴などの聞こえの症状は、発作を起こしてから次第に軽くなりますが、めまいは悪くなる場合があります。めまいは、突然発症する、持続する、寝ても座っても回り続ける、といった特徴を持っています。
内耳の中に、内リンパ水腫ができる事が原因とされていますが、その根本的な原因は、まだ解明されていません。睡眠不足や過労、ストレスなどが背景にある、との説もあります。検査では、聴力検査や目の不規則な動きを調べる眼振検査が行われます。めまい止めや利尿薬などで治療を行いますが、一度良くなってもストレスや不眠などで再発をします。このため、普段からの体調管理も再発防止に重要になります。

良性頭位発作性眩暈症(BPPV)

朝起き上がる時、起き上がってからちょっとしてぐるぐる目が回って立っていられず、数分間待っていたら症状が良くなったが、また同じことを繰り返すと目が回るというのが典型的な症状です。頭をぶつけた後などにも、同じ方向に頭を動かすと目が回るというのも良く見受けます。耳鳴りや聴力低下を伴わず、頭を動かすことにより誘発される眩暈(めまい)がこの病気の特徴です。まずは受診し、赤外線カメラでめまいが起きる頭の動きを行い、目の揺れ(眼振)が誘発されることを確認します。治療は、めまい症状が強いうちはめまい止めや吐き気止めの内服となりますが、リハビリ療法も重要となるため指導致します。

前庭神経炎

風邪などを引いた後、1週間ぐらいしてからぐるぐる目が回って立っていられないというのが典型的な症状です。しかし、風邪など先行する感染などの認識がない場合も多々あります。耳鳴りや聴力低下、その他の麻痺症状などは無く、ひたすら目が回るというのが特徴です。
まずは、受診して赤外線カメラで目の揺れ(眼振)を確認します。また、脳の病気のサインは無いかもチェックします。治療は、めまい症状が強いうちは吐き気止め、めまい止めの内服となりますが、この病気はふらつきが月単位で続くことが多く、リハビリも重要となります。めまいの激しい初期には、安静抗ヒスタミン薬・抗不安薬・副腎皮質ホルモンも有効です。症状は数日間で徐々に減退し、2~3週間後に頭部運動に際するめまい感を残して軽快に向かいます。

その他の注意すべきめまいの原因
  • 起立性調節障害(自律神経性)
  • 心因性めまい
  • 頸性めまい
  • 椎骨脳底動脈循環不全
  • 薬剤の副作用によるめまい