はま耳鼻咽喉科クリニック

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アレルギー性鼻炎レーザー治療

アレルギー性鼻炎に対するCO2レーザー治療

アレルギー性鼻炎に対するCO2レーザー治療

CO2レーザー治療は、慢性鼻炎やアレルギー性鼻炎に対する新しいアプローチとして、近年注目を集めています。最新の見地からすると、この治療法は患者さんの日常生活の質(QOL)を高める可能性があり、薬物療法と組み合わせた「複合的な治療プラン」の一環としても効果が期待されています。 治療を行うには、

  • 他の鼻の病気が原因でないこと(副鼻腔炎や鼻中隔弯曲症など)。
  • 内服や点鼻治療だけでは症状の改善が難しいこと。を確認いたします。

そして、適応と判断された場合、出来れば症状が弱い時期(シーズンオフ)に手術を行うことをお勧めいたしております。

最新のCO2レーザー治療の特徴とメリット

1.簡便でスピーディな治療

最新のCO2レーザー機器は、より精密で負担の少ない治療が可能です。鼻腔の粘膜や下鼻甲介(鼻の奥にある鼻腔内組織)にレーザーを照射し、粘膜の腫れやアレルギー反応を抑制します。局所麻酔のもと、治療時間は10〜20分ほどで、入院の必要もありません。通常、日帰りで治療が可能です。

2.効果の持続性と改善が
期待できる症状の幅

従来の治療と比較して、CO2レーザー治療は鼻づまり、くしゃみ、鼻水といった複数の症状の改善が期待されます。最新のデータでは、効果は平均して半年から1年間持続し、患者さんによっては1年以上効果が持続するケースも報告されています。このため、季節性の花粉症だけでなく、慢性的なアレルギー性鼻炎の症状緩和にも有効とされています。

3.従来よりも高い安全性
と少ない副作用

最新のレーザー技術により、鼻粘膜へのダメージが抑えられ、副作用もさらに少なくなっています。ごく軽度の鼻の乾燥感や、数日で収まる一時的な鼻血などが生じる可能性はありますが、感染リスクや痛みが抑えられた治療法として評価されています。

4.薬物療法との併用が
推奨されることも

最新の研究では、CO2レーザー治療と抗ヒスタミン薬やステロイドスプレーなどの薬物療法との併用が、特に症状が重い方にとって有効であるとされています。レーザー治療によって粘膜の反応が落ち着くため、薬の使用量を減らしたり、効果をより持続させる効果が見込めるケースもあります。医師と相談しながら、複合的な治療プランを検討するのも良いかもしれません。

こんな方におすすめです

  • 慢性的な鼻炎症状に悩んでいる方
  • 花粉症シーズンに症状が悪化する方
  • 薬の副作用や依存に不安がある方
  • 睡眠時の鼻づまりが原因で熟睡できない方

保険適用の可能性と経済的メリット

医師による診断のもとで慢性鼻炎やアレルギー性鼻炎と認められれば、保険適用が認められます。CO2レーザー治療は、最新の医療技術を用いた手軽で効果的な治療法です。鼻炎による日常生活への支障を少しでも改善したいとお考えの方は、一度医師と相談し、ご自身に合った治療プランを検討してみてください。

舌下免疫療法

スギ花粉症の方やダニアレルギーの方に対する、体質改善の治療法です。舌下免疫療法はスギやダニの成分を服用することによって、スギやダニに対して体を慣れさせるという、体質改善を目指すものです。かつては、スギやダニの成分を皮下に注射して治療の継続には労力と根気が必要でした。免疫療法が”皮下注射”から”舌下”に代わり、免疫療法へのハードルが下がり、より身近なものになっています。
花粉症の症状が強く、毎年内服や点鼻薬をしても症状がつらいという方にお勧めです。7、8割の方は症状が楽になったと実感されます。しかし、花粉症の時期に完全に何の治療もしなくてよくなるというのは1割程度です。
つまり、治療をした多くの場合、毎年と同様か少ない花粉症の内服などでいつもよりも軽症で過ごせるということになります。また、この治療のデメリットは少なくとも3年間は月に1回の通院が継続的に必要という点です。そこまで継続した場合には中止しても数年間は効果が持続することが証明されていますが、2年以内で中止してしまうと翌年治療効果が無くなってしまう可能性が高いとされています。

治療対象

2014年よりスギ花粉舌下液(シダトレン)、2015年よりダニ舌下錠(ミティキュア)が発売されました。当初、この治療薬は12歳以上の方が適応でしたが、2018年2月よりダニ舌下錠が5歳以上に適応拡大され、そして、2018年6月より、新しい治療薬、スギ舌下錠(シダキュア)が発売され、これは5歳以上の方が適応となりました。

治療対象は以下の方です。

  • 舌の下に錠剤を1分間保持可能で、嚥下後5分間飲食不可が守れる方。
  • 内服後2時間激しい運動と入浴は不可が守れる方。
  • 毎日薬を飲むことができる方。
  • 決められた期日ごとに通院が可能である方。

※小学校低学年は、診察時相談の上で医師が可能と判断した場合のみとさせていただきます。

治療できない方

  • 重症の気管支喘息をお持ちの方。
  • 妊娠中の方。
  • 膠原病などで全身的にステロイドを使用中の方。

治療に注意が必要な方

  • 悪性腫瘍や免疫系の病気があり治療中の方。
  • 心臓や肺に重症な病気がある、重症の高血圧症のある方。
  • 非選択的β遮断薬、三環系抗うつ薬、MAO阻害薬を内服中の方。

治療について

治療の開始はスギ花粉の飛んでいない時期が原則となります。

1.まず、受診をして鼻の中の状態をチェック、アレルギーの問診をします。検査によって、スギ及びダニなど他のアレルギーの有無を調べます。 治療を受けられない条件などに該当が無いかチェックします。

少なくとも3年以上継続していくことが可能か意思確認します。

めまい

めまいとは自分の姿勢や動きをしっかりと認識できなくなった状態(平衡失調・空間識失調)です。めまい症状があった時に実際にそういった眩暈なのか、耳のその他の病気に伴うものなのか、脳梗塞や全身的な体調不良・筋力の低下などに伴うものなのかどうかという判断は受診していただいてから行うため、症状があった場合にはご遠慮なく受診ください。
めまいは厳密には目が勝手にある一定方向に動いている(眼振)を伴いますので、眼振がないか赤外線カメラで実際に目の動きを観察します。さらに、脳梗塞などの兆候がないか、目を閉じて立ってもらったり、歩いていただいたりします。頻繁に聴力低下を伴うことがあるため、必要であれば聴力検査も行います。
まずは、どういった種類のめまいなのかを見極めることが大切です。
最近では、めまい治療も変化を遂げて来ており、めまい止めなどの西洋薬の内服を漫然と続けるだけでなく、漢方薬の内服を併用したり、三半規管や前庭機能を鍛えるリハビリ運動も開発されて来ています。

メニエール病

メニエール病は、ぐるぐると周囲が回るように感じる「めまい」と、耳鳴り、難聴、耳の閉塞感や吐き気などの症状を、発作的に繰り返す病気です。発作は30分から数時間に及ぶ場合もあります。耳鳴りや難聴などの聞こえの症状は、発作を起こしてから次第に軽くなりますが、めまいは悪くなる場合があります。めまいは、突然発症する、持続する、寝ても座っても回り続ける、といった特徴を持っています。
内耳の中に、内リンパ水腫ができる事が原因とされていますが、その根本的な原因は、まだ解明されていません。睡眠不足や過労、ストレスなどが背景にある、との説もあります。検査では、聴力検査や目の不規則な動きを調べる眼振検査が行われます。めまい止めや利尿薬などで治療を行いますが、一度良くなってもストレスや不眠などで再発をします。このため、普段からの体調管理も再発防止に重要になります。

良性頭位発作性眩暈症(BPPV)

朝起き上がる時、起き上がってからちょっとしてぐるぐる目が回って立っていられず、数分間待っていたら症状が良くなったが、また同じことを繰り返すと目が回るというのが典型的な症状です。頭をぶつけた後などにも、同じ方向に頭を動かすと目が回るというのも良く見受けます。耳鳴りや聴力低下を伴わず、頭を動かすことにより誘発される眩暈(めまい)がこの病気の特徴です。まずは受診し、赤外線カメラでめまいが起きる頭の動きを行い、目の揺れ(眼振)が誘発されることを確認します。治療は、めまい症状が強いうちはめまい止めや吐き気止めの内服となりますが、リハビリ療法も重要となるため指導致します。

前庭神経炎

風邪などを引いた後、1週間ぐらいしてからぐるぐる目が回って立っていられないというのが典型的な症状です。しかし、風邪など先行する感染などの認識がない場合も多々あります。耳鳴りや聴力低下、その他の麻痺症状などは無く、ひたすら目が回るというのが特徴です。
まずは、受診して赤外線カメラで目の揺れ(眼振)を確認します。また、脳の病気のサインは無いかもチェックします。治療は、めまい症状が強いうちは吐き気止め、めまい止めの内服となりますが、この病気はふらつきが月単位で続くことが多く、リハビリも重要となります。めまいの激しい初期には、安静抗ヒスタミン薬・抗不安薬・副腎皮質ホルモンも有効です。症状は数日間で徐々に減退し、2~3週間後に頭部運動に際するめまい感を残して軽快に向かいます。

その他の注意すべきめまいの原因
  • 起立性調節障害(自律神経性)
  • 心因性めまい
  • 頸性めまい
  • 椎骨脳底動脈循環不全
  • 薬剤の副作用によるめまい